どんな仕事にも向き不向きはあるものです。
いくら自分が仕事に対して興味や関心があっても、その職業に適性がなければ仕事を続けていくのもなかなか難しいです。
頑張って勉強し資格も取って念願の職業に就けたのにも関わらず、自分に向いてなくて結局辞めてしまっては時間もお金ももったいないですよね。
なので、転職や就職を考えている人は、自分が次に目指す職業は本当に自分に向いているかどうか事前に適性を知っておくことが大切です。
「好きな分野だから大丈夫」とタカをくくって仕事を選んでしまっては、絶対に後に後悔することになります。
絵が好きなイラストレーターも、音楽が好きな作曲家も、パソコンが得意なプログラマーも、全員が全員仕事を続けられているわけではありません。
趣味の一環であれば一生涯続けることも確かに出来るかもしれませんが、仕事となると話は別です。
あくまでも仕事はビジネスの一環として取り組まなければなりませんので、趣味の延長として仕事を捉えてしまうと痛い目を見ることも。
就職してすぐに辞めてしまうなんてならないように、事前に仕事の向き不向きを確認してから転職活動は行いましょう。
動物看護師に向いてる人とは?
動物看護師のお仕事にも、当然人によって向き不向きがあります。
ペットは身近な存在なので普段からペットの扱いに慣れている人は、自分も動物関連の職種が向いているんじゃないかと錯覚しがちですが、もちろんそんなに甘い世界ではありません。
動物好きな人が多そうなので仕事を続けられる人が多そうなイメージを持たれやすいですが、他の一般企業同様にある程度の人はやっぱりすぐに辞めてしまうこともあります。
なので、これから動物看護師を目指そうと考えてる方は、必ず自分に適性があるか確認するようにしましょう。
それでは、動物看護士はどんな人に向いているのか見ていきましょう。
動物好き
改まって言うほどでもありませんが、動物が好きなことは動物看護士の仕事をしていく上で非常に大切です。
1日のほとんどの時間を動物と共に過ごしますので、仕事を通して動物と触れ合えるのは何よりも楽しい時間を過ごせます。
また、「トリマー」「ドッグトレーナー」「ペットシッター」などペットに関する仕事は数多くありますが、中でも動物看護士は動物好きには適していると私は思います。
職業柄弱々しいペットを見かける機会が多く時には心を痛める出来事もありますが、手術を成功させて元気になったペットに立ち会えた時なんかは、仕事のやりがいも一層感じられます。
また、実際にペットを飼っている人は飼い犬や飼い猫の健康管理の方法など、仕事で培った知識を実生活に活かすことができるので、自身のペットの健康管理に気を配れるといったメリットもあります。
集中力がある
ミスが許されない医療現場ということもあり、診療や診察では集中して仕事をする場面が多いです。
手術を行う獣医師さんよりかは緊迫する場面は少ないですが、命に関わるお仕事なので責任感を持って仕事をこなしていく必要があります。
特に薬の調剤やカルテの記入ミスなどを起こしてしまったら、重大な危機につながる恐れもあります。
そのような些細なミスを起こさない、落ち着いていて冷静に物事を判断できる人がふさわしいです。
勉強が好き
動物看護士はペットの生体のしくみ体の構造といった身体的なこと、臨床検査学や寄生虫学といった病気に関すること、薬の種類や調剤の仕方など、とにかく覚えることが多いです。
知識量が乏しいと円滑に仕事を進められなくなりますし、何よりお客さんからしてみれば医療の知識のない病院に預けたいとも思わないでしょう。
実際の診療を行うのは獣医師のお仕事ですが、動物看護師もそれなりの医療知識を身につけていなければお仕事はできません。
なので、程度勉強に対して熱意を持てない人ではないと、仕事はおろか資格を取得することでさえも難しいです。
また、資格取得後も医療の現場は日進月歩で進んでいますので、日々新しい知識や技術を吸収するようにしていかなければなりません。
直接動物に関わる仕事以外にも受付業務なども動物看護士が行う病院も多いので、エクセルなどの簡単なパソコンソフトも扱えると何かと便利です。
明るくて思いやりがある
一般的な事務所での仕事とは違い、病院という少し空気の重い環境での仕事になりますので、暗くて配慮に欠けている人では勤まりません。
看護師さんが明るいとお客さんも安心して大切なペットを預けることができます。
病院に勤務している人たちがみんな暗い人ばかりだと、自分がお客さんの立場だと預けたいとは中々思えませんもんね。
また、気配りができて思いやりがあることも動物看護師にとって大切な資質です。
動物は人と違って会話でのコミュニケーションが図れないので、預かったペットがじっとしていられずに暴れまわったりすることなんてのは多々あるものです。
そんな時に自分の思い通りにいかずにイライラしてしまっては、お客さんにも不信感が募ってしまいます。
イライラせずに動物に対してもしっかりと思いやりのある行動を心掛けられることが、動物看護師のお仕事には問われるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
皆さんは上記に挙げた項目で当てはまったものはありましたか?
もちろん、上記の項目は一つの指標にしか過ぎないものなので、あくまでも感覚程度に受け取って頂けたら幸いです。
もし、このページをご覧になって動物看護師を是非目指してみたいという人は未経験の方も多いと思いますので、下記の記事も良ければ参考にしてみてください。
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