何か資格の取得を考えている時、資格を取得するために学校に通う必要があるのか、それとも学校に通わなくても独学でやっていけるものなのか、一度は悩まれたことがあるのではないでしょうか。
資格の中でも目指す種類によっては学校に何ヶ月、あるいは何年も通って勉強しなければ取得が難しいものもあれば、わざわざ学校に通う必要もなく独学で事足りてしまう資格もあります。
事前に自分が目指す資格はどのぐらい勉強すればいいのか把握しないまま勉強を始めてしまうと、学習計画も立てにくく進捗通りに学習が進められないということもありますので、事前に自分が目指す資格はどのぐらいの学習量なのか知っておくと良いです。
また、学習量を知ることは独学が出来るか出来ないかの指標にもなりやすいです。
それでは動物看護士の資格取得を目指す場合、学習量はどのぐらいなのか、そして独学でも目指すことは可能なのか調べてみました。
学習期間は大体半年ほど
動物看護士はペット関連の職種の中でも1・2位を争うほど人気のお仕事で需要もかなり高いですが、勉強する量はそれほど多くなく、働きながらでも半年ほどあれば大方の知識は身につけられます。
同じくペット職種で人気の高いトリマーは少なくとも1年は勉強期間に費やす必要がありますが、トリマーの勉強期間が長い理由は実技で学ぶことが多いためです。
動物看護士も実際にペットを扱うので実技を学ぶことがないわけではありませんが、毛並の手入れ、シャンプー、ハサミの使い方などを覚えるトリマーと比べれば、比較的少ないのでその分勉強時間もそれほど多くはありません。
とは言っても、看護学を始め、ペット社会学やトレーニング学、各犬種の理解など、座学の部分で覚えることは割とありますので、長くても半年ぐらいは勉強期間に費やす必要があります。
実際に通信講座で有名な日本ケンネルカレッジの「動物看護士養成専門講座」の標準学習期間は約5ヶ月、
同じく通信講座であるたのまなの「動物看護士・介護士講座」標準学習期間は約4ヶ月に設定されています。
ただ、この学習期間は通信講座を目安に設定されており、通学の場合は大抵年度生で募集しているので、2年間あるいは3年間のところが多いです。
実技が少ないので独学でも大丈夫
動物看護士になるための専門学校はたくさんありますが、専門学校やペットスクールに通う場合、卒業することが条件になります。
なので上記でも述べた通り1年や2年、学校によってはそれ以上の期間通う必要がありますので、なるべく早く動物看護士になりたいという方は、学校には通わず独学で目指されるのがいいでしょう。
独学だとちゃんとした知識を身につけられるか不安という方もいるかと思いますが、動物看護士は実践的な実技を学ぶ分野がそれほど多くないので、専門的なプロの方から直接学んで学習する必要はそれほどありません。
同じペット資格の中でもトリミングやブラッシングなど実際に手を動かすトリマーは、実技要素が多いのでなるべく学校に通って学ぶ必要があります。
対して、動物看護士の実技要素はペットが暴れないように抑える保定ぐらいしかありません。もちろん素人が簡単に出来る技術ではないのである程度専門的な練習が必要ではありますが、このぐらいであれば実践を通して学べば私的には大丈夫だと思います。
実際に私も専門学校には通わず通信講座を経て動物看護師になった身なので、保定は経験しないまま就職しましたが実務を通して学んでいき、今では完璧にこなせるようになっています。
通信講座が魅力的
独学というと、書店に行って自分で参考書を買って勉強するというイメージがあるかもしれませんが、動物看護士の専門書は基本的に本屋では取り扱っていない(あっても軽い豆知識程度のもの)ので、自分で参考書を買って勉強するという方法はあまりオススメしません。
1番良い方法は通信講座を利用して勉強することです。
通信講座であれば、専門書やDVDといった勉強に必要な教材を全て用意してくれますので、自分で用意する手間も省けて教材が届いたらすぐにでも勉強を始めることができます。
何より通信講座であれば専門家が動物看護士になるためのカリキュラムを組んで教材を取り揃えていますので、間違った勉強をするということもなく安心して学習に取り組めます。
未経験で年齢も重ねているとどうしてもスクールに通って勉強しなければならないと思い込みがちですが、全くそんなことはなく最近の通信講座は専門学校並みの手厚いサポートを受けられますので、これから勉強される方は安心して取り組んでください。
どうしても不安だという方は下記記事も良ければご参照ください。
オススメは「たのまな」と「ケンネル」
動物看護士を目指せる通信講座は色々とありますが、個人的にお勧めしたいのが「たのまな」か「日本ケンネルカレッジ」です。
たのまなには「動物看護士・介護士講座」という講座が存在し、講座を修了することで動物看護士だけではなく動物介護士の資格も取得できるので、仕事の幅も広がり転職もより有利に進めることができます。
看護学と介護学は親和性も高く共通項も多いので、一緒に勉強すると尚良いでしょう。
日本ケンネルカレッジには「動物看護士養成専門講座」という講座があり、こちらはペット専門学校が直轄する講座なので、通信講座でありながら専門学校さながらの学習ノウハウが詰まっています。
価格はたのまなの講座と比べるとやや高くはなってしまいますが、講座の質を重視するならケンネル、動物介護学も合わせて勉強したいならたのまなを選ぶのがいいでしょう。
また、どちらの会社も通信講座でも一部はスクールに通って直接講師に学べるスクーリング制度というものを設けているので、通信講座だけでは不安という方でも安心して受講ができます。

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