動物看護士になるのは難しい?気になる難易度をチェック!

 

病院に携わる職業って何だか難しそうなイメージがありますよね。

病院の中にも私たち人間を対象とした一般的な病院もあれば、犬や猫などの動物を対象とした動物病院があり、働く人も看護師に対して動物看護士、医師に対して獣医師と役割も全く異なってきます。

 

また、看護師や医師、獣医師には国家資格がありますが、動物看護士には民間資格があっても国家資格は存在しません

ただ、対象が人間でも動物でもすべて命に関わるお仕事ですので、日頃から責任感を持って仕事に取り組まなければなりません。

 

動物看護士は動物病院勤務(場所によってはペットサロンなどもあります)という堅いお仕事になりますので、いくら国家資格がないといっても目指すのは難しく難易度が高く感じられますよね。

 

これから動物看護士を目指そうと思っている方にとっては、どれぐらいなるのが難しいのか目指す前に知っておいたほうが色々といいので、実際のところ動物看護士の学習難易度がどのぐらいなのか調べてみました。

 

学習期間は4~5ヶ月

 

スクールや通信教育の講座課程を修了するまでの学習期間が長ければ長いほど覚える量も多くなるので、一般的に難易度は高くなる傾向があります。

 

動物看護士講座を開講している大手通信教育会社として有名な、たのまな日本ケンネルカレッジの標準学習期間ですが、たのまなが約4ヶ月なのに対して、ケンネルは約5ヶ月という学習期間に設定されています。

 

通信講座なので通学制と比べて学習期間は基本短くなってしまいますが、他の資格の通信講座と比較しても割と標準的期間と言えるでしょう。

これでは、まだ少し分かりにくいところもありますので実際にたのまなで開講している他の有名な講座と比較してみてみましょう。

 

医療事務:6ヶ月

保育士:6ヶ月

メンタルケア心理士:4ヶ月

 

医療事務や保育士と比べたら学習期間は短く、メンタルケア心理士とは大体同じぐらいの期間になるようです。

 

あくまでも学習期間は目安となりますので参考程度に受け取っていただきたいですが、これを見る限りでは医療事務や保育士よりかは学習量は少ないようです。

同じ病院関連の職業である医療事務よりも動物看護士のが学習期間が短いのは意外ですね。

 

学習期間という観点だけで考えれば、動物看護士の難易度は低くはありませんが、想像している以上に高くはないのかもしれません。

 

学習分野のメインは看護学

 

もう一つ学習期間以外で難易度を図る分かりやすい指標に、学習分野があります。

学習分野は人によって向き不向きがあるので一概に共通の難易度として図るのには向いていないですが、個人としての難易度を図る上での指標には向いています。

自分が得意な分野であれば難易度は低く、苦手な分野であれば難易度は高いと判断できるためです。

 

動物看護士のメインとなる学習分野は看護学で、看護学の中には臨床検査学、微生物学、内科学、解剖性理学といったものがあります。

 

名前を聞くと何だか難しそうなイメージが伝わってきますが、分野的には中学や高校などであった生物学や理科系の学問に通ずるものがあります。

解剖学には数学的要素が含まれており、生物・科学には理科的な要素が含まれているので、どちらかというと文系の人よりかは理系の人の方が動物看護士の適性があると言えるでしょう。

 

もちろん、文系から動物看護士として働いている人はたくさんいますので、自分が文系だからと諦めることは全然ありません。

 

認定試験の合格率は約85%

 

最後に難易度を図る指標として一番分かりやすいのが、試験の合格率でしょう。

 

動物看護士の資格は民間資格のみになるので、取得する場合はスクールや通信講座を受けるか、動物看護師統一認定機構が実施する試験に合格する必要があります。

 

スクールや通信講座は資格取得の条件が試験を受けることではなく講座を修了するところが多いので、

合格率などの分かりやすい数字の指標はありません。

 

対して動物看護師統一認定機構が実施する試験は一般に実施されている試験と同様合格率などの数値が出されています。

この試験は毎年実施されているもので年度によって多少合格率にバラつきはありますが、大体の平均で見ると合格率は85%とかなり高い数値になっています。

 

合格率60%が一般的な試験、40%が少し難しい試験、20%が難関試験と考えると動物看護師統一認定機構の試験は相当簡単な部類に入ります。

試験という面で見ると動物看護士になるのはかなりハードルが低く、目指しやすい職業と言えるでしょう。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

今見てきた難易度はあくまでも個人的見解で出した感覚程度のものなので、一概にこれが動物看護士の難易度と断言することが難しいかもしれませんが、参考程度に受け取ってもらえれば嬉しいです。

 

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