需要増加中?動物看護師の将来性を徹底分析!

 

平成から令和になり、社会を取り巻く環境は大きな転換期を迎えつつあります。

特にテクノロジー分野の技術の発展は著しく、「Ai」の台頭によって人々の仕事は奪われるのではないかと懸念されていますよね。

 

実際にコンビニやスーパーの一部では機械による無人化が進められ、工場では大幅な人員削減が行われたりもしています。

Aiの技術革新は私たちが想像している以上に凄まじい影響を及ぼすので、自分の仕事の分野はロボットに取って代わらないだろうと油断していてはいけません。

 

私たちもいつ職を失ってしまうか分かりませんので、これからの社会を生き抜いていくためには、業界の将来性をしっかり考えて行動するよう心掛けましょう。

 

動物看護師の将来性は?

 

それでは、ペットの健康・安全を支えて獣医師のサポートをする動物看護師の将来性はどうなのでしょうか。

ひとまずAiロボットに取って代わる仕事かと言われると、恐らくそうではないでしょう。

 

生命に関わるお仕事なので、よほど精密で人々から信頼のあるロボットを創り出さなければ、人間の代わりなんて簡単に出来るものではありません、

また、相手はコミュニケーションが伝わらないペットで人間以上に配慮する必要があるので、そう簡単にロボットに取って代わることはないので、その点は安心できるでしょう。

 

しかし、業界の将来性は何もロボットだけで予測することはできません。

様々な要因を考えなければ、安定した将来像を見出すことはできないでしょう。

 

ここでは業界の動向を鑑みて、動物看護師というお仕事に将来性があるのかどうか私なりに考えてみましたので、これから就職・転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

待望の国家資格化

 

今後の動物看護師業界において、絶対に外せないのは何と言っても待望の「国家資格化」でしょう。

【関連記事】>>動物看護士に国家資格は存在する?

※上記の記事を書いていた時は国家資格化をまだ検討している最中の段階でしたので、時代の流れを感じます。

 

資格には「国家資格」「公的資格」「民間資格」といくつかの種類が存在しますが、その中でも一番効力が高く、取得する価値が高いものは国家資格です。

 

なぜ、国家資格に効力があるかというと、他の資格が一般の企業・団体が認可を行うのに対して、国家資格は国そのものが価値のあるものとして認める資格だからです。

当然、一企業よりも国の方が信頼性も権力もありますので、国家資格として認められることはそれに携わる職業の人自体の価値の向上にも繋がります。

そのため、国家資格化されることは大変意味のあることだと皆さんもお分かりでしょう。

 

動物看護師の地位の向上を呼びかける団体は何年も前から国家資格化されることを望んでおり、2019年の6月に動物看護師の国家資格化に関する法案が可決されて遂に念願が叶ったというわけです。

国家資格化によって今よりも重宝される職業に向上されることが期待できますので、このニュースだけでも動物看護師の未来は明るいと言ってもいいと私は思います。

 

具体的に国家試験が実施されるのが早くても2023年以降になってしますので、現段階では民間資格の取得が推奨されますが、将来的には動物看護師を目指す人は国家資格を取得することになるでしょう。

 

民間資格の取得はヒューマンアカデミー、または日本ケンネルカレッジがお勧めです。

 

ペットブームによる需要拡大

 

皆さんも日々生活する中で感じているかもしれませんが、近年のペットブームによるペット需要の拡大は凄いですよね。

 

TwitterやInstagramなどのSNSを開けば、毎日のように犬や猫を始めとした可愛らしいペットの画像がタイムラインに流れてくるものです。

また、シェアやお気に入り数も凄まじく、時には10万リツイートなども超えてペットの人気の高さが肌で感じられます。

 

実際にペットを飼う人の割合も徐々に増えてきており、猫の飼育数は2018年時点で964万頭と増加傾向にあります。

また、犬と猫を合わせた総数は約1,850万頭も存在するようなので、その多さの数にはビックリしますよね。

 

日本だけでもこれだけペットを飼育している世帯があれば、ペット関連に携わる人のお仕事も絶えず供給されていくでしょう。

 

ペット高齢化の促進

 

少子高齢化が問題視されている日本ですが、何も高齢化は人間だけの問題ではありません。

実はペットの高齢化もかなり進んでおり、20年前までは平均寿命が10歳だったのが、今では15歳と何と5歳分も寿命が延びているのです。

 

人間で例えると犬の10歳は人の60歳前後、犬の15歳は人の82歳前後に相応するので、如何に寿命が延びてきているのが分かります。

寿命が延びることはもちろん喜ばしいことですが、高齢化するペットの世話をしなければならないので労力が必要になります。

 

ただ、ペットの高齢化は動物看護師の将来性という観点から見れば、仕事が増加し安定した仕事の供給に繋がりますので、お仕事の面で捉えればむしろ嬉しいことでしょう。

実際に動物病院やペットサロンの数は増加しつつあり、ペットシッターなどの訪問介護サービスの需要もかなり高く、人気で予約がいっぱいになる日もあるそうです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

国家資格化や近年ペット需要の増加など、動物看護のお仕事は今後さらに増えそうなことが分かっていただけたのではないでしょうか。

 

ペットという大切な家族も病院という信頼できる施設も、恒久的な要素が高いものなので、仕事としての需要は恐らくなくなることはないと私は思います。

なので、これから動物看護師を目指される方は是非積極的にチャレンジしていただいて、未来のペット業界を一緒に担っていきましょう。

 

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